看板ものがたり

みなさま、こんにちは。

正月町おうち保育園®の大内桂子です

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この看板は、トールペイントを教えている友人が、心をこめて制作してくれました。

その友人の気持ちがうれしくて、今回は看板のお話しをします。

 

 

「ぼちぼち いこか」

マイク=セイラー さく/ ロバート=グロスマン え / いまえ よしとも やく

この言葉は、絵本のタイトル。

クレヨンハウスの定期購読で出会った絵本。

次から次へといろんな仕事にチャレンジするけど

うまくいかないカバさんのお話。

ユーモラスなカバさんが、好き。

「ぼちぼち いこか」という言葉が、好き。

なかなか物事がうまくいかないときには

「ぼちぼち いこか」と自分に言い聞かせる。

そして、一呼吸おく。

今まで、そうしてきたように

これからも、そうしていきたい。

だから、わたしが好きなカバさんを

わたしが好きな人に描いてもらった。

家族みんながよく生きて幸せになる社会 

自分の人生の棚卸し 

東日本大震災が起きてから5年の月日が流れました。

あの時、「私って一体、何ができるの?」といろいろ悩み、

自分の人生を振り返りました。

1959年に福島県いわき市に生まれ、そして高校生まで過ごしました。

将来、専門職に就き、働く女性を目指したい!と思った私は、埼玉県の短大へ進学しました。

卒業後、臨床検査技師として、東京都内の病院で7年間働きました。

超音波検査の仕事は、やりがいがありました。

でも、残業や当直がある職場で 結婚しても働き続ける」ことは

難しいことだと思っていました。

そんな私は、結婚を機にいわきへ戻りました。

結婚後、二人の息子を育てながら、社会参加をしたかった私は、

非営利文化団体「いわきおやこ劇場」の事務局で働きました。

子どもが中高生になった頃には、放課後児童クラブの指導員として働き

子どもに関わる仕事が面白くて、約10年間続けました。

そのうちの2年間、せっかく持っている資格を生かしたい!という想いを

捨てきれず 再び臨床検査技師として検診センターでも働き、

ダブルワークをしました。

日進月歩の医療現場を20年間離れていた私・・・

新しい検査技術に対して、スキルアップされていない状態で働くことの難しさを感じました。

この時、働き続けるこそ、専門職の資格が生かされる、つまり「継続は力なり」だと思いました。

自分の人生を振り返ってみて、これから、私はどんなことをしたいのかな?

と考えたとき「継続は力なり」だからこそ、働き続ける女性を応援したい!という想い。

放課後児童クラブで指導員をしながら、将来自宅で少人数の放課後児童クラブができたらいいなあ!と思っていたこと。

働きながら母親や義父の介護をしている時、震災後いろんなことが不安でいっぱいな時

放課後児童クラブの子どもたちの元気な声、そして笑う声にどんなに救われたことか。。。

「子育て支援起業講座」で自分の棚卸しをしていろんな想いに気づきました。

自分の現状を見つめて、いいことばかりでなく、不平・不満も付箋に一つずつ書き出す

作業をし、「じゃあ自分はどうしたいの?」と問い自分の気持ちや考えが整理されていきました。

そして、自宅で少人数のお迎え付き夜間保育「正月町おうち保育園®」を

開業しようと決めました。

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家族みんながよく生きて幸せになる社会

これが、正月町おうち保育園®のコンセプトです。

「50才になった時、60才になった時、あなたはどんな私を思いますか。」

この言葉は、認定NPO法人あっとほーむ 代表の小栗ショウコさんと

田中聖華さんが書かれた本

「だれもおしえてくれなかった ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」

の一文です。

自分らしく生きるために悩み、目標にむかって進んでいくことに

年齢の区切りはない。

知力、体力的に衰えを感じながら、でも今の自分にできることをやりたい。

そして、よく生きて、なにより私自身が幸せでありたいと思いました。

子ども、ママやパパ、おばあちゃんやおじいちゃん、みんなが自分らしく

のびのびと機嫌よく生きていけたらどんなに幸せだろう!

少しでもそんな風になれるように、私は働きながら子育てしている

ママやパパたちを保育の分野で応援します。